チェンソーの壊れ方もいろいろ、使う人によって様々な故障が持ち込まれます。
エンジンが吹けないとか始動しないとか、切ってて力がないとか。
この「力がない」なんてのも人それぞれ表現が違うもので、ピークパワーが出てないとか最高回転に達していないとか、実際現物で切ってみないと分からない。
今回持ち込まれたのはMS200T。造園会社さんからの依頼で、数年前084AVの部品供給終了したタンクハウジングを直したのがきっかけでお付き合いが始まりました。
使用中エンジンが止まりかからなくなったとのこと。
結構ハードな作業をされるので外観から判断できる使用程度もかなりなもので、
正直手間かかるなと思いつつ、圧縮やエアフィルター・プラグの点火等ざっと一通りの点検をしてみるが始動しない^_^;
ではマフラーを外してみると、若干のタテ傷はあるもののリコイルを引いた時の圧縮力はまだあるかな。。。でもまず圧力テストしてみるか。。。
で、ポンプで圧をかけてみると。。。え?!すかすか??(@_@;)
まったく圧がかからない!
じゃあバラスしかないな、と掃除しつつバラシていきました。
クランクケースやシリンダーのボルトの締め付け具合はと、
やはり使用環境がハードなので若干緩みがちなのはしょうがないか。。。
と、シリンダーのボルトにレンチを指し締めてみて2本目、完全に緩んでる。。
おやおや~? ボルトを緩めてみると。。。
なんと! シリンダー基部にひびが!!(@_@;)

完全に割れてました。。。

おそらく使用中にボルトが緩み始め、振動が重なって割れたのではと思います。
クランクケースの色からもかなりの高負荷な環境での使用でしょうね^_^;
※以前MS170Cで、始動して吹けっぱなしでLD調整が利かないというのがあり、
その時は圧力テストツール導入前だったので原因を突き止めるのに苦労した覚えがあります。
それは最終的に、エンジンパンのひび割れからエアを吸い込んで高速になっていたという。。。
また一つ勉強になった修理でした。











